MENU

2026.02.18

良い子になれないって言った私に、良い子になんてならなくて良いって、言ってくれたね。

あれは、ふと言われた言葉だった。あなたは何の気なしに、窓の外を見ていた気がする。部屋の中で、私が呟いた言葉。あなたはそっと、私の頭を撫でてくれた。
仕事が終わって、あなたに連絡すると、決まって「今日は何飲む?」とLINEで聞いてくれて、私はいつも「ほろよい」と答える。それが私たちの決まり。
あなたは私が帰ってくる前に、マンションの前のコンビニで、ほろよいと、小さなアイスを買ってくれる。だから私は、仕事でどんなに失敗しても、大丈夫だと思うことができた。あなたのそばで夜を過ごすと、どんなことも忘れられる気がした。

このストーリーをシェア
目次